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食は広州にあり。広州の飲食について書かれたものはすでに数え切れないほどある。このコラムの執筆を開始して以来、飲食関係のことも何かを書きたいなぁと数回思ったが、着眼点がなかなか見つけなかった。だが、最近の地元新聞で「識飲識食」(飲食通)というエッセイを読んだことをきっかけに、広州人の飲食観について、書いてみたいと思う。
元々中国人は「民以食為天」(庶民にとって食事が一番大切)と考えている。広州人は働くことを「wen食」(直訳すると:食を探すの意味)という。広州語の「辛苦wen来自在食」(苦労して稼ぎ、悠々自適に食べる)というのは、ある意味では広州人の生活態度を表していると思う。一生懸命働いて、稼いたお金で美味しい物をゆったりと食べる。この考え方を持っているからだろうか、広州では食べることについては絶対困らないと思う。 まずは時間帯。広州では広東料理なら一日中食べたい時間に食べることができる。朝のヤムチャ「飲茶」は早朝の6時頃から11時、そして昼食タイム、午後のヤムチャは午後2時から5時、夕食タイム、それから夜のヤムチャは9時から零時。夜型人間には「宵夜」(夜食)のお店もあちこちにある。 料理の種類も豊富だ。おおげさにいえば、中国、そして世界各地のいろいろな料理が楽しめる。広東料理でも、細かく分けると、広州地元の料理、順徳菜、潮州菜、客家菜がある。各地の料理なら、北京料理(北京ダックと東来順羊肉シャブシャブが代表)、四川料理(山jiaoのしびれる辛い料理と火鍋が有名)、湖南料理(主席紅焼肉とduojiao魚頭など)、東北料理(美味しい餃子など)、上海料理(小籠包など)、山西料理(刀削面など)、広西料理(野生の魚と野菜など)、湖北料理(武昌魚など)・・・、さらに新彊料理まである。 外国の料理なら、日本料理のほか、最近はやりのイタリアン、フレンチ、タイ料理、韓国料理、インド料理、ベトナム料理…探せばいろいろ特色のあるお店が出てくる。 広州は昔から寛容で開放な町である。「食は広州にあり」の言葉は広い意味を持っていると思う。ここの人は美味しいものなら何でも抵抗なく味見をする。「舌が凝っている」広州人のことだから、美味しくない店はすぐダメになるが、美味しいお店は数十年も百年も経営し続けられる。休日になると有名な料理店ほど、予約をいれないと絶対席を取れず、長い行列ができるのだ。 一つ耳寄り情報。広州では「無鶏不成宴」(トリ料理がないと宴会が成り立たない)という言葉がある。トリ料理は人気が高い証拠だ。トリ一つでもスープから色々な料理を作れるのだ。その店の腕と評判はトリ料理で決まるといえる。今度是非お試しあれ。 「講飲講食」の広州に住んでいるあなたも、ぜひ「識飲識食」(飲食通)になりましょう。 |