◆話題のお店紹介◆



●連載No0026【小山時代広場店(日本料理)】
ペンネーム:阿華

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)
味:★★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★★
接待:OK   
住所:(本店)広州市環市東路403号 国際電子大厦4F
  (支店)広州市天河北路28号時代広場1F 
電話:(本店)87322556
(支店)38821846


香港人オーナーとは思えない、とても本格的な日本料理屋。時代広場店は、70年代の日本の町並みを再現した内装。中に入ると、ラーメン屋やおでんの屋台などもあり、70年代に青春時代を謳歌した世代にはなんとも言えない懐かしさが。もちろん、味は本店と同様おいしいです。おつまみから、定食までなんでも揃ってます。ちなみに、スタッフはみんなCASIOのBaby-Gを着用。ちなみに、本店の個室はウルトラマンの小部屋や、仮面ライダーの小部屋など、80年代の懐かしいキャラクターが勢ぞろい。こちらも楽しめます。






●連載No0025【浅草亭(日本料理屋)】
ペンネーム:阿華

女性日本人板前さんの関西風味
★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)
味:★★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★★   
住所:広州建設六馬路 宜安広場2F 216鋪 
電話:83633486


美人日本人女性の板前さんが作る関西風日本料理。こぢんまりとしたお店はゆっくりしたい人にはお勧め。早めに言っておくと、大福をデザートして用意してくれ、これが甘さ控えめでとってもおいしい。








●連載No0024【山西老面館】
ペンネーム:為食猫

行く前に知っておきたいこと:

山西省のお酢と麺食(刀削麺、猫耳朶など)が有名。一日昼・晩二食麺食を取り、1ヶ月が経っても麺の種類が重複しないとのこと(同行した山西人の友達による)。


場 所:競馬場奥の食街
味  :家庭料理風の味。結構食欲をそそる。
値 段:「安い」の一言。
お勧め:葱爆羊肉(匂いを上手に消している)、沙棘栗米湯(沙棘は山西名物、クッコウの実に似ていて、甘酸っぱくてビタミンCがたっぷりだそうです)、麺類(呼び方が面白くて正体不明なのが多い。写真を対照しながらお選びください)
電 話:8753−9278









●連載No0023【宗江老川菜大酒家(四川料理)】
ペンネーム:阿華

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)
味:★★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★★    トイレの衛生:★★★
住所:広州市先烈中路96号
電話:87619790
参考メニュー:四川鍋、麻辣牛肉(辛い!)


衛生的にもとても綺麗なお店です。鍋は辛くないのもありますので、辛いのがダメな人も是非どうぞ。    







●連載No0022【宇田川日本料理(番禺市内)】
ペンネーム:ほうき星

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)
味:★★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★★
住所:番禺区市橋清河東路1号盛興商業楼2F
電話:84694068(日本語) ファックス:84640974
メール:yutianchuan2002@21cn.com (日本語・中国語)

参考価格:刺身五点盛り100元
     和風ステーキ45元
     自家製いか一夜干28元
     さんま塩焼き定食(昼)15元
     寿司盛り(昼)18元
     健康ランチ15元
     うな丼28元

 本店は東京渋谷の「宇田川鮨処」です。番禺店の店長(羅さん)女将(陳さん)は日本在住歴7年、日本語は完璧です。ホールで見かけたら是非、声をかけてあげてください。親切に応対してくれますよ。     







●連載No0021【森巴西餐庁(SAMBA)(シュラスコ・ラテン料理)】
ペンネーム:阿華

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)
味:★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★★ トイレの衛生:★★★
住所:広州市建設六馬路11号2F
電話:83816888
夜のレストラン外観は、ネオンで“SAMBA”の文字がよく映えてます。とにかく、お肉を食べたいという人は、是非どうぞ。ビュッフェ式なので、お肉以外にもサラダやサーモンの刺身などもあり。








●連載No0019【中森名菜(日本風料理屋)】
ペンネーム:阿華

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)
味:★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★★
住所:天河北路378号(体育東路口)
電話38808118/38817191



広州に1000人収容の中国最大と思われる日本料理や登場。ただし、店員の服装はあくまで中国風和服。注文とりのお姉さんの服装は、一昔前の竹の子族風(かなり古い!?)。広いので、予約せずとも基本的に席があります。入り口の池や、お店のつくりはなかなかのもの。メニューは中華風と日本風とさまざまなので、いろいろお試しください。ちなみに、お好み焼きは注文しないほうがよいでしょう。





●連載No0017【船餐庁(西洋レストラン)】
ペンネーム:阿華

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)
味:★★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★
住所:広州市珠江新城花城大道海風路1号 電話:38858758
参考メニュー:チキンカレー(38元)




珠江新城の一角にできた船型をしたレストラン。落ち着いた雰囲気で、ゆっくりおしゃべりしたい人向け。店員もマリンルックで、船の中に入った雰囲気を味わえます。シェフはマレーシア人らしく、カレーはおいしかった。カラオケボックスも備えているようなので、中国語カラオケを練習したい人は試してみてはいかがでしょう。






●連載No0016【東来順】(北京の老舗”羊肉シャブシャブ”)
ペンネーム:阿華

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)

味:★★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★
住所:広州市恒福路338号梅州大厦2F  電話:83586998(EXT3578)




北京の老舗”羊肉シャブシャブ”屋さんです。寒い冬はやっぱり鍋が一番!週末は予約しないと座れない可能性あり。是非予約して行きましょう。
服務員が素朴な笑顔で、大変感じいいです。






●連載No0015【老友記】(一人で入れる店シリーズ)
ペンネーム:阿華

★は5つ星が最高(独断と偏見で決定)

味:★★★★(★が多い方がおいしい)
値段:★★(★が多い方が高い)
衛生:★★★
住所:広州市広大路16号 電話:83325950
お勧めメニュー:黒椒鶏扒飯(15元)、招牌印尼炒飯(18元)、蜂蜜柚子茶(8元)等





少人数での食事には、定食屋が一番。
北京路のそばの「老友記」はいつも若者でにぎわっています。少し前までは、茶餐庁風でしたが、改装後はおしゃれなレストランに変身。改装後も値段は据え置きでお手ごろ(というより安い)。味もグーです。ショッピングの途中でよってみてはいかがですか?
私はいつも、土日の夕方出没します。





●連載No0014【新彊大厦の新彊料理】
ペンネーム:広州の猛者

以前、カシュガルに行った。
テレビや写真でしか見ることの無い、コーランと羊肉の世界に直に触れたくて。
彼の地は非常にに険しい土地だったが、そこに住む人は、想像以上に人懐っこかった。
その時の時間を、思い出したくて、新彊大夏へ新彊料理を食べに行った。
入り口で、民族衣装を着た、小姐出迎えてくれ、早くも、気分は新彊へ・・・・・


新彊料理と言っても、ウイグル人、カザフ人、キルギス人、タジク人、これらの料理が、
漢民族のものと相まっている。
ただし、宗教上の理由で、豚肉は無い。
本日のメインは、羊肉のしゃぶしゃぶ。
でも、記憶を手繰り、シシカバブー、トヌールカバブー(羊丸焼き)、
オプケヒスピ(羊内臓煮込み)、ポロ(炊き込みご飯)、ラグメン(うどん)、サムサ(羊肉包子)を確認。
食べているうちに、19時半。
御待ちかねの表演、民族衣装の3小姐が、独特の舞踊を披露してくれる。
独特のリズム、独特の衣装、独特の動き、極めつけの一言は、やはり、美人。
気分は、完全に新彊へ・・・・・
5分程度の舞踊が、5演目ほど続き、最後は、お客さんも参加しての舞踊です。
デザートには、ミルク茶とヨーグルト、スイカ。
ハミ瓜が無いのが、少し残念。
新彊に思いを馳せる、素晴らしい食事でした。
そして、マイタン。
支払う時点で、気分は、いっきに、廣州へ・・・・・・

注:誤解が有ってはいけないので、注釈します。
私は、彼の地での食事は、すべて屋台だったので、目安は15元でした。
新彊大夏は、それなりの店ですから、屋台料金とは行きません。
でも、料金は妥当です。(ビール込みで一人100元弱でした)





●連載No0013【知青第一村】

場所:広州市新広従公路南湖口
住所:電話:8633−1688/2689
筆者コメント:中国に駐在していても今の若い人にとって紅衛兵とか四人組とか、赤い表紙の毛沢東語録と言ってもピントこないかも知れませんね。???

その昔、北京のアーリーコーの技術輸出入公司に日参してタバコの煙がもうもうする中、貴社の値段は
「水分が多い」(要するにネゴしろが多い)と言われ、街に行くと何でも「没有」に泣かされ、苦労したおじさんたちにとってはほろ苦い思い出です。
その思い出を味合う(?)ことが出来、或いは紅衛兵を見たことがない若い人がお勉強出来るのがこのお店。60年代の中国にタイムスリップ出来ます。

料理は・・・野生動物と各種野鳥の鍋です!!なんで4人組の時代と関係あるのか
入り口の横には、可愛いバンビや、アライグマのラスカルがいます。
入口の横は見ないようにして、上の階に上がり誰か勇気ある人に注文は任せて、出てきた鍋だけを
食べてください。そうすれば珍味にきっと満足するでしょう。
鍋は味噌味で生姜が沢山入っていて日本人好みです。最初はご案内した全員がギョッとしますが、
これまで全員美味かったと、お世辞でなく喜んでくれてます。(本当です)
お奨めはツル、きじ、夜遊鳥(誰のことかな?)飛龍など野鳥です。狸など動物はどうも???
ヘビは見てくれは悪いですが、東京から来たギャルは美味しいと喜んで食べてくれました。
なお値段はワシントン条約違犯の動物を食べない限りひとり50〜80元どまりです。
そうそうビールも頼んでください。コップの代わりにどんぶりが出ます。
昔の中国はガラスのコップは貴重品だったのですね。茶碗酒ならぬどんぶりビールを飲み、
60年代の中国を思い出し、豊かになった中国を祝いましょう。


場所は従化へ行く道の外貿大学の先、南湖高弥夫場に行く為右折する角を反対に左折すればすぐです。


きっとお客さんをご案内すれば一生忘れない(?)ほど強烈な印象を与えるレストランになるでしょう。
風邪を引いていた人が翌日直った実績もあります。





●連載No0012【雲山郷村(広州料理)】

場所:麓湖路入口(恒福路側)右側(広東省芸術美術館斜対面)
筆者コメント:公園みたいな変わった料理店。自然の山の中に、蒙古包やテントみたいな感じの一個
一個独立した「個室」や露天の座席、ガラス張りの透明な個室、和風の部屋などで食事ができる。夏の暑い日に、涼しい風に吹かれ、冷たいビ−ルを飲んで、お喋りしながら長閑なひと時を過すのも人生の楽しみの一つではありませんか。
これがお勧め:料理がまあまあ美味しい中、鉢仔鵝(鵝鳥料理)が特に美味だった。値段も手頃。






●連載No0011【漁米之香郷村酒家(順徳料理)】


場所:広州市天河賽馬場内     
筆者コメント:緑の中に素朴な味を賞味できる!夕食の時間になると、門前の広い駐車場は自動車の展示場に変身。ホールが広く、部屋も20何室あるとか。「食在広州、厨(コックさん)出鳳城」。鳳城=順徳。近年順徳菜は広州菜に負けない勢いで市内のあっちこっちに抬頭してきた。この店はその模範と言える。家禽・魚類(淡水魚)・地元産野菜・豚、牛等素朴な材料をメインに使うのが特徴。
これがお勧め:好き嫌いがありますので、おかずはお好みでお選びください。ただ、デザートにミルクシリーズ(昔は水牛のミルクを使っていたそうですが今は?)の炒牛奶、炸牛奶(揚げミルク)、双皮奶(ミルクプリン)のいずれかを是非お試しを!





●連載No009【金百合潮州菜館】

場所:広州市天河南二路(天河城南門対面)  
筆者コメント:潮州料理は高級料理のイメージがありますが、この店は「おふくろの味」が味わえる家庭料理の店。値段も手頃。軽く食べたい時に行きたい。
これがお勧め:豆干賻、春菜賻、煎巴浪魚、白果芋泥(甘いものが好きな方は是非お試しあれ!)





●連載No008【茸鍋でダイエット(導入健康美食新観念)】

 曁南大学キャンパスの西側、石碑東路にある深センベースの茸鍋チェーン店「山天」を訪れた。ファミレスかファーストフードかと見紛うモダンな店構え。店内には代表的メニューのパネル写真が貼られており、これもファミレス風。中華では「綺麗な店に美味い店無し」というから「失敗?」。


 メニューは茸鍋中心(菌バオ土鍋鶏や菌炒飯などもある)。チェックシート式の注文表で魚頭、鶏肉、茸(16種類ある)、野菜、豆腐などの具をオーダーする。お薦めの魚皮菌餃(茸入り餃子)、菌肉丸(茸入りつみれ)もたのんでみる。スープは薄醤油味、椎茸、長葱、棗、クコの実でダシをとっており、四川火鍋の辛くない方のスープに似た感じ。トマト丸ごと1個を入れるのがこの店風。


 ギンギンに冷えたビールを飲みながら待つこと10分。皿盛ではなくスチロールケースにラップされた解凍済みの具が登場。「やはり失敗?」。
 半分諦め気分で鍋に具を投入。煮あがった具を葱、生姜の薬味入り醤油タレに漬けて口に入れてみると、冷凍保存されていた割には茸の風味が生きていて美味い。魚皮茸餃、茸肉丸もツルリとして美味い。タレに辣椒を加えるともっと美味い。最後はダシの出たスープに干麺を入れてスープまで飲み食べ尽くしてしまった。


 値段もリーズナブルで男4人が好きに頼んで腹一杯食べても1人50元程度(酒代は除く)。
 セットメニューは「非常男女:70元」「鏘鏘三人行:103元」「至愛親朋(4人):153元」「含家歓(5〜6人):185元」と更に安い。
 茸は、紅乳牛肝菌、黄牛肝菌、植物鮑魚(老人頭菌)、黒虎掌菌、佛肚菌、茶仙菌、黒木耳、皮蛋菌、珊瑚菌、鷄腿菌などと名前も楽しい。

場所:石碑東路の真中辺り
電話:38898111






●連載No007【広州デザート事情】

 長寿路の玉器問屋、偽骨董品屋をひやかしに行った帰りに、中国人女性スタッフ連お薦めの上下九路(正確には第十甫路)にある「南信甜品」を訪ねた。

 「陶陶居」の道路を挟んで斜め前のこの店は中華甘味処で店構えは巾5m程だが、鰻の寝床のように奥に奥に席が広がっている。さすが地元っ子の人気店だけあって店内は満員。80種ほどのメニューの中から1品5元ほど(香港の3分の1くらい)の品を選ぶ。5分程で料理が運ばれる。

 写真1枚目は「蝦米腸粉(薄く溶いた米粉を皮状に焼いて丸めたもの。干し蝦入り。日本人の口に合う甘辛醤油味)」。


 写真2枚目の粥・麺は「艇仔粥(昔、水上生活者が手に入る食材を具にした粥が由来)」「皮蛋痩肉粥(ピータンの入ったさっぱり味)」「猪レバー河粉(河粉は米粉で出来たきしめん状の麺。他に豚バラの角煮がのったもの等がある)」。


 写真3枚目のデザートは写真左上から「双皮(女偏に乃)加紅豆(当店の看板商品。牛乳にとろみをつけたもの)」「松子芝麻糊(松の実の載った黒胡麻汁粉)」「姜撞(女偏に乃)(生姜味)」「香午西米露(タピオカ)」。どれもあっさりした甘さだ。


 上下九路の散策ついでに訪ねてみては如何か。





●連載No006【広東料理最新事情】

 広東料理レストラン取材に丸1日同行した。選んだ店は現地人に人気の店。

 まずは「広州酒家天河分店」。体育東路のこの店は大きな看板を掲げておりご承知の方も多いことだろう。メニューは店に任せたが、伝統的な「子豚の丸焼き」や「冬瓜のスープ」はもちろん良いが、「蜜汁美国牛仔骨」が出色であった。アメリカンビーフのスペアリブを甘辛醤油味で煮たものが例のブロッコリーの炒め煮の上に載ってくる。両者のハーモニーを楽しみたい。聞くと今年の新作料理とのこと。老舗でも切磋琢磨しなければ広東人は寄って来ないのだ。


 続いて「新茘枝湾酒楼沙面分店」。ここは昨冬、現地人に連れられて行った店だが、その時は家庭料理的な「羊と大根の鍋」を頼んだ。それも美味かったが、今回のメニューは「香酥肉(豚バラの唐揚、写真)」「椒塩豆腐(豆腐に山芋などを混ぜたもののフライ)」「小凉拌(ピータン、クラゲ、胡瓜、赤・青椒の酢醤油和え)」で、酒の肴にピッタリ。どれも今年の新作とのこと。新作を加える理由を尋ねると「顧客の方が飽きないための工夫。」とのこと。素材、調理方法の詳細は企業秘密で打ち明けてもらえなかった。

 最後は会社近く、流花公園に面した「美景海鮮」。比較的リーズナブル。我々もすぐに発見し密かに自慢していたが開店1ヶ月もしないうちに現地人で満員となった。今は予約もままならない。

 「上湯(火偏に局)龍蝦(写真)」が素晴らしい。以前、日本のテレビ番組で南海の大伊勢エビを使って巨大天丼を作るという企画があり、結論は食材にならないとのことであったが、日本料理人は優秀な広東料理人の爪の垢を煎じて飲むべし。大味のエビにチキンブイヨンを絡めてある。店員は肯定しなかったがバターも隠し味に使われているのではないか。


 人気店の多くは香港、台湾などの外資が入っていた。かつて店の看板に胡座をかく某老舗において「酢豚」のソースがケチャップ味ではない単なる糖醋味で、具にパイナップルも入っておらず、しかもポイントの肉の唐揚が白酒味だったことに落胆したことがあるが、その店は寂れてしまっている。

 広東料理は古き良き伝統を残しながらいつも変化、進歩している。それを支えるのは広東人の並々ならぬ食への執着心と厳しい評価であると感じた。





●連載No005【「腸粉」発祥の店『銀記腸粉店』】

 昨年の国慶節時に、天河の体育中心で開催された「美食博覧会」のブースを出展していたのを発見、(本当は「天津狗不理飽」を食べたかったのだが、排隊だったので、仕方なく隣りに行った)試してみたところ、これが秀逸。後で聞いてみたら、広州一の腸粉の店ということが分かった次第。

 お勧めは、「牛肉腸粉」(肉は重曹のせいか限りなく柔らかく、黄韮がアクセント、タレと皮は絶品)と「鮮蝦腸粉」(燐酸塩で処理したプリプリのエビが丸ごとタップリ入っている、タレは牛肉と同じ)。セットでお粥もなかなか。但し油條は油っぽいので避けた方が良いでしょう。夜はオヤジがビール+腸粉で、昼間は老若男女、3時頃も、学生の団体客で賑わっています。値段がめちゃくちゃ安く、タクシーで行ったりすると、片道運賃以下(1人10元程度です)で済みますので、やはりバスを利用したい(!?)。

▼本店:  文昌北路165−169号 TEL 8195−1454
▼分店1: 上九路79号 TEL8185−6213
▼分店2: 恵福東路525号 TEL83356882
▼分店3: 東川路94号(省人民医院ヨコ) TEL8383−0725




●連載No004【真夜中、番禺に新鮮な内臓料理を食べに行こう】

 早寝早起きの小生は毎晩10時には眠りについていますが、先日、友人から電話で起こされました。用件は「これから番禺に豚の内臓料理を食べに行かない?」とのこと。翌日は幸い休みなので寝ぼけまなこを擦りながら「オーケー」したところ、「でも、まだ早いわ。夜中の12時過ぎに到着するように出発しましょう。」との提案。現地に向かうタクシーの中で理由を尋ねたところ、なんでも番禺の食肉解体場では夜更けに作業が行われ、その近所に深夜になると新鮮な内臓を食わす評判の店があるのだそうな。場所は市橋から森林公園方面に車で5分ほど。コックさんの帽子と2匹の子豚のマークが目印です。部屋もありますが、ほとんどの客は屋外で食べています。

 そうそう、番禺まで来ると広州とは異なり夜空の星がはっきり見えてきれいです。まずは豚のレバーと鶏の精巣のスープ。レバーは癖が無く甘くて美味しい。スープを飲むと点滴を受けているように栄養素が体内に染み込んでいく感じです。

 続いて豚の内臓(胃、腸、男女の大事なところなど)の生姜炒め。東京、渋谷の食通には有名な台湾料理店で同じような料理を食べた経験がありますが、やはり新鮮な内臓は歯ごたえとほんのりした甘味に格段の違いがあります。翌朝、寝坊しても大丈夫な日にぜひ行ってみてください。これからの暑い季節には特におすすめです。

「番禺匯景酒家」 番禺市橋禺山大道尾与西環路交匯所 電話:84807877


ペンネーム:万年青年




●連載No003【ロバ鍋】

広州の人々も実は1年中、鍋料理を食べているんです。でも、シーズンはやはり冬。小奇麗でトイレの清潔なレストランでなければ...という方にはとてもお薦めできませんが、地元っ子が冬になると行きたくて仕方なくなるという野味鍋(闇鍋ではありませんよ)をご紹介します。

場所は芳村、地鉄「花地湾」駅近くの街路一帯。数十件の同じような店が並んでいます。「何処に入ろうか。」と考える暇も無く、客引きが「駐車場があるよ」とか「安いよ」と熱心に誘ってきます。本当は老舗があったりするのでしょうが客引きの熱意に負けて誘われるままに店に入ります。どこの店も部屋がありますが、屋外で夜空を眺めながらの方が、「俺は今、遥か異国の地で鍋を食ってるぞ」というアドベンチャー気分に浸れます。広州火鍋の王道は体が温まる「狗鍋」だそうですが、初心者且つ犬を家族の一員と思って育った小生は「ロバ(馬偏に戸)鍋」です。ちなみに上級コースとしてはアライグマ鍋などもあります。

ロバ肉は意外に柔らかく蛋白で美味です。馬肉と変わりません。具もいけますが、甘辛醤油味のスープが染み込んだ揚げ湯葉、ガンモは日本人の口に合い、しみじみと美味い。野菜も鍋にすると信じられないほどの量が胃に納まってしまうものです。店員の女の子も隣席の地元っ子達も人懐っこく「日本人?」と声を掛けてきて、自然に国際交流出来るのがまた楽しい。

ただし、トイレに行く時は、ひたすら前を向いて、調理場で何かを捌いているのが視界に入っても絶対に覗かないようにしましょう


ペンネーム:Taixiong




●連載No002【猛暑を伝統の魚頭鍋で乗り切る】

この夏は日本も記録的な猛暑だが、亜熱帯の広州では毎年6月から9月までの間、30℃を超える日が続く。そんな広州の土地っ子たちの夏バテ防止に人気なのが「雍雅山房」の魚頭鍋だ。


この鍋は伝統的な広東料理で、魚と漢方薬(西洋人参、党参、棗等)でダシをとった白淡スープの中に魚の頭の切り身を中心に、好みで肉、蝦、蟹、貝、魚のつみれ、野菜、日本では見かけない茸、豆腐などを投入。煮え上がったところを、おろし生姜、刻み葱、油などを入れた醤油ベースのタレでいただく。魚頭の骨の回りに付着した肉を無言でしゃぶる。あっさりしているので知らず知らずのうちに箸が進む。仕上げは揚げた湯葉をスープに浸して食す。元気が出ること請合いだ。


店は越秀公園内の高台にあり景観も良好。クーラーの効いた個室もあるが地元の人たちはテラスに並べられたビーチパラソルの下で超大型扇風機から送られる風に吹かれながら家族で、カップルで、流れる汗を拭いながらこの鍋をつついている。人気店なので予約を入れてから行こう。

住所:広州市還市中路(越秀公園北入口傍)
電話:86666626,86666627




●連載No001【古き良き「食在広州」− 惠食佳風味餐廳】

名物料理:
(1)椒鹽蛇碌【骨付き蛇肉の唐揚げ】
(2)口者口者(口へんに「者」という字がふたつ)黄鱔【田鰻の土鍋炒め】
*この他「口者口者」シリーズ多数。土鍋料理は瞬時に高温で調理するため、土鍋自体は使い捨て、鍋が割れても良いように針金で周りを補強してあります。

これぞ「食在広州」という店です! 解放前の広州市は、人民路(以前は太平路)の東側が通称「東山」(現在の東山區)、西側が通称「西關」(現在の茘灣區)と呼ばれており、東山は官庁街、西側は商業地・遊楽街と街のカラーがはっきり分かれていたそうです。当時は主要なレストランも「西關」に集中しており、太平路を越えて東に行くと「旨いものにはありつけない」と言われていたとのこと、当店「惠食佳」では、「古き良き」広東料理が存分に楽しめます。料理自体は、前述のとおり土鍋料理が中心で、豪華さはないのですが、素材(所謂ゲテモノ含む)を活かしたシンプルな料理が驚くほど安い値段で楽しめます。是非一度お試し下さい。メニューから料理を選ぶのは容易ではありませんが...。
 
住所:龍津中路400号
電話:020-8181-5658


<<これ以前の掲載エッセイはこちら>>


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