連載第33回 (2015.4掲載)
紹介
・広州市天河区体育東路74号2F211
・電話番号:020-8551-8986
・営業時間:17:30~24:00(ラスタオーダー23:00)
メニュー
バッテラ 海外では、鯖は焼き鯖として提供されることが多い中で、ばってらにして鯖を楽しむことができるのは貴重です。 |
鶏肉と根菜煮 日本料理屋の多くは、煮物といえば、肉じゃががほとんどですが、ここでは、根菜を用いた煮物を提供しており、ほどよい味付けで、食感も非常にやわらかく箸がすすむ一品です。 |
うにのソースとチーズのり巻き その名の通り角切りチーズにうにのソースがからめられており、添えられたわさびと共に、口に運ぶとそれだけで絶品の酒のつまみとなる一品。うにがからめられているため、好き嫌いがはっきりする一品であるかと思いますが、私はこれとお店お薦めのもう一品のたこ焼きとタコつくねがあれば十分です。 |
たこ焼きとタコつくね タコつくねも、知る限り広州ではここでしか食べることができず、遅い時間に来店した場合には、既に売り切れてしまっていることが多々ある人気の一品です。 |
ムール貝の白ワイン蒸し ムール貝料理の中でも最もポピュラーな白ワイン蒸し。口当たりがよく、味にコクがあり貝独特の臭みもないため、食べやすいです。貝の旨みが凝縮したスープにバゲットを付けて食べれば 何枚でもいけてしまいそうです。 |
車海老天フランスパン添え 創作料理の部類に属する一品、昨今では多くのお店で創作料理が提供されているものの、変り種が多く、おいしいと納得でき るものは数多くありません。しかし、この旬の蔵で提供される車海老天フランスパン添えはさくっと揚げられた車海老の天ぷらとフランスパンとの間に挟まれた アボガドがマッチして、こちらもお酒のおつまみとしては完成度の高いものとなっています。油を使った天ぷらが乗せてあるにもかかわらず、アボガドが加わえ られているため、見た目にもヘルシーさが増し、健康志向の女性にも受け入れやすい一品だと思います。 |
無濾過ビール濾過前のビールがもつ、豊かな味と香りの新鮮なビール。日本ではクラフトビール(地ビール)としてインターネットで取り寄せができた り、最近では提供するレストランも増えてきており、その認知度が高まっていますが、それがここ広州でも楽しむことができます(どこの酒造から仕入れている かは当然のことながら秘密でした…)。大手メーカーのビールとは異なり、口当たりがやわらかく、ほのかな甘味もあり、女性でも飲みやすい感じがします。 | |
洋風の串かつ盛り | 唐揚げ |
肉厚ほっけ | 平目のイタリア風カルパッチョ |
明石風だし巻き | 毎日のサラダ |
厚切りとんかつ | 釜飯 |
刺身盛り | ポテトフライ |
そば | かにクリームコロッケ |
インタビュー
オープン当初からたくさんのお客さんから変わらぬ支持を集めている「旬の蔵」さん。
お邪魔したのが水曜日の夜にも関わらずお店は満席!
そんなお店の魅力をインタビューしてきました。
Q:この場所でお店をオープンさせたきっかけを教えてください。
A:2014年の5月中旬頃にこのお店はオープンしました。店舗を探していた時に偶然の出会いがあり、今の場所にお店をかまえました。天井が高いところを探していたのでぴったりでした。
Q:ただ場所が少しわかり辛いように思うのですが。
A:大人の隠れ家的な落ち着けるスペースを作りたくて、少し場所がわかり辛いかもしれませんがわざと看板を大きく出していないのです。あるお客さまはこの近くをよく通っていらっしゃったようですが、3カ月も気が付かなかったとおっしゃっていました(笑)
Q:お料理のこだわりを教えてください。
A:「旬の蔵」という名前の通り、“旬”の物をお出しすることにこだわっています。また、揚げ物の油も1日1回変えて、衛生・品質管理にも配慮しています。
Q:どんなお料理が人気ですか?
A:サラダ、干物、揚げ物、釜めしが人気ですね。季節のものにこだわって日本から直輸入している食材も使っていますよ。それと干物やお漬物、出汁も日本からの輸入です。
Q:働いていてどんな時に嬉しいと感じますか?
A:お客さまから「美味しい」と言ってもらえることが嬉しいです!以前いただいた紅包の中にお客さまから「おいしい料理ありがとう」というメッセージが入っていて感激したことがあります。こういうお声を頂けるのが本当に嬉しいです。
Q:お客さんは日本人が多いですか?
A:そうですね、99%が日本人のお客さまです。お酒も日本酒、焼酎、ビール、各種カクテルをそろえていますので、お知り合いを誘って是非ご来店ください。
Q:そうそう、美味しいビールがありますね!
A:無濾過のビールです!他のお店では飲めないと思いますよ。にっこり。(女性の好みにあいそうなフルーツ味の無濾過ビールもありました!)
Q:これから予定していることが何かありますか?
A:メニュー開発を進めていきたいと考えています。あとはランチですね。5月以降にランチを始める計画なんです。
(スタッフ後記)
旬の食材に上手に手が加えてある美味しいメニューの数々。また、オリジナルの独創的メニューもあり、お店の皆さんがメニュー開発に励んでらっしゃるのを垣間見ることも出来ました。ちょっとわかりにくい場所にある大人の隠れ家「旬の蔵」。迷いながら見つけた時の喜びもひとしおです。その後に飲むお酒はまた格別かと!