連載第39回(2016.12掲載)
紹介
9号花園【地中海料理】
場所:越秀区建設六馬路9号
電話:020-8376-6197
営業時間:12:00~03:00
メニュー
★烤牛肉沙拉
Roaste beef salad
華南農業大学農場のオーガニック野菜と輸入ビーフを使い、イタリアのバルサミコ酢で味付ける。美味しくてヘルシーなサラダ。
牛肉は非常に柔らかく、美味しい。
サラダの味付けは新鮮な野菜の味を生かすため、さっぱりとしたものでヘルシー。
★经典凯撒沙拉
Caeser salad
食べやすくするために、ロメインレタスを細く切るのは一般的なやり方。しかし、ここは切らないまま出す。それはお客様に洋食文化を感じさせるため。ナイフやフォークで食事することを一つの楽しみとしている。
新鮮な野菜に濃厚でふくよかなドレッシング。
カットなしのロメインレタス。ナイフで切るまでドレッシングによる劣化を防いでいる。
★野菌松露汤
Mushroom soup,white truffle oil,garlic bread
素材の味と香りにこだわった濃厚スープ。香りが非常に豊か。
塩味控え目で身体に優しい。
★新西兰青口
NZ Mussel
ムール貝のうまみを保つために、複雑な調味料は使わず、白ワインで天然の海水の味を引き出す。ニュージーランドから週に一回しか入荷しない上に、人気料理のため、よく二、三日中に売り切れてしまう。
くさ味がなくプリプリ肉厚のムール貝。ほんのり白ワインの香りが残る中潮の味が効いている。
★澳洲M5肉眼配野菌及季节蔬菜
Roast Australian Angus M5 beef ribeye with wild mushroom and seasonal vegetable
オーストラリアから輸入した5級牛肉を使い、柔らかいお肉に伝統的な黒胡椒ソースをかける。付け合せもいろいろ工夫した。きのこ、レタス、オクラ等色彩豊かな野菜を使っているので、見た目が綺麗!広州人の口に合うよう大根の漬物も入っている。
非常に柔らかくて、甘味が口の中にとろけるような肉。
ソースもだし主体で相性良く肉をきわ立たせる味。
★澳洲牛小排配咖啡酒汁,南瓜泥及时令蔬菜
Australia boneless beef short ribs with coffee sauce,pumpkin puree and seasonal vegetable
広州では、9号花園が初めてコーヒー・ステーキという組み合せを研究するレストラン!これも9号花園の看板料理になった。コーヒーの香りが牛肉の中に浸透されて、苦味と酸味は全然なくて上品な味。コツは酸味と苦味が弱い特製コーヒーを使って、加えて特別方法で調理すること。コーヒーエキスにバニラ等の香辛料も入れた。さっぱりとした牛肉+特製コーヒーソース、絶妙な組合せ。
肉自体の味がしっかりしている。日本でも味わえないユニークなコーヒーエキスのソースも相性バッチリ。今までに無い味付けで一度食べたらくせになるおいしさ。
★烤海鲜拼盘
Grill seafood plate
タコ、マトウダイ、タイラギ、カキ、ホタテ貝、エビ…多種類の海鮮を使った組合せ。マッシュルーム、ポテトの焼き物も入っている。見た目だけで地中海風が溢れている。ニンニクの味付は地元の人が大好き。その中に味わってほしいのはマトウダイ。鱗を落とさないまま揚げたゆえ、パリパリとした鱗と柔らかい身を一口で味わえる。
素材を生かした味付、ニンニクが効いて美味しい。付け合わせのポテトが意外と美味しい!
ニンニクを使っているが、風味は強すぎず、上品な味。
★混合芝士披萨
Cheese pizza with mozzarella,parmesan cheese
毎日手作りの生地に四種のチーズが入っている。
(イタリアのモッツァレラチーズ、パルメザンチーズ、フランスのブルーチーズ、スイスチーズ。)
あっさり目のチーズの風味が口いっぱいに広がる。
クリスピーな生地、軽めのピザなので大人数ならパンの代わりにオーダーしても良いと思う。
★鸭胸烩天使面拌松露酱
Duck breast with angel hair and truffles paste
普通の麺より細い「Angel Hair」を使い、煮込んだ鶏スープとトリュフで作ったソースをかける。具は鴨肉。平凡な外見だが味は豊か。
トリュフの香りが豊かなパスタ。
シンプルな味付け、パスタが細いため味が良く絡んで美味しい。
ソフトケーキ(チョコ・抹茶・ドリアン)
イチゴムース
レモンチーズ・チョコムース・椰子ムース
★甜品拼盘
Dessert plate
抹茶ソフトケーキが一番人気なデザート。ドリアンがお好きな方なら、ドリアン味をお勧め。
イチゴムースはイチゴ、ブルーベリー、キイチゴ三種のジャムが入っている。甘酸っぱくて食後にぴったり!
7種類のデザート。どれも非常に凝った作り。日本で食べるムースと変わらない洗練された甘さで、厭きの来ない味。
☆全体的な感想:素材がしっかりしている。新鮮な魚貝を使ってシンプルに味付けており、非常に良く仕上がっています。特にステーキは特筆すべきおいしさ。
インタビュー
建設六馬路と聞いて、最初に頭に浮かぶのは何でしょうか。もちろん美食です!世界各地のレストランが集まっているここは、グルメが絶対見逃せないエリアだと思います。この度、地中海料理を提供する9号花園にお邪魔して参りました。二軒の別荘を改造したレストランで、優雅な空気をまとい、ゆったりと食事ができそうです。開放感あるテラスもとても素敵です!
さて、今夜はシェフのEdwinさんをお招きしてインタビューをいたしました。
- シェフについて
Q:ご出身はどこですか。
A:広西省です。最初は深圳のホテルで働いたんですが、その後ここに転職しました。
Q:どうしてここに転職されたのですか。
A:ホテルはホテルのルールがあります。何も変わらず、ルールに縛られるのはいやです。料理人としてはやはり、新しい発想を試して新しい料理を作りたいです。
Q:シェフになったきっかけを教えてくださいませんか。
A:「Hell’s Kitchen」(地獄厨房)という番組はご存知ですか。
(いえ、知らなかったです。)
その番組は重圧の下で、シェフがどのように育てられたかを描いています。それを見て、シェフという職業に興味を持ち、やってみたいと思いました。それで勉強し始め、今でも料理に精進しています。もう一つは、シェフ、かっこいいじゃん。(笑)
(ははは、なるほど…)
Q:シェフとして何年経ちましたか。
A:もう10年になりました。
Q:この十年間、やめたい時はありませんでしたか。
A:ないですね。大体順調ですので。自分はラッキーな人かもしれないなぁ。もし何かあったとしても、何とか乗り越えられるように頑張りますから。
- レストランについて
Q:メニューは時々変わるんですか、それともずっとそのままですか。
A:定期的に料理が人気かどうかをチェックして、あんまり注文されていない料理を撤回して、新品に差し替えます。人気料理は定番になります。また、特別限定もあります。例えば、今はちょうど広交会なので、広交会期間しか食べられない【ビジネス定食】を用意しております。
Q:同じ品としても使う食材が季節によって変わりますか。
A:はい。例えばステーキの付合せはいつも旬の野菜を使います。
Q:食材はどこから仕入れしていらっしゃるのですか。
A:海鮮と野菜は、その新鮮さを保つために近くの市場で買うんです。牛肉はオーストラリアから輸入します。
Q:客層はどんな感じですか。
A:主にうちの料理を認めてくれる人とビジネスマン。ビジネスディナーがよく行われます。
Q:日本人は多いですか。
A:ええ、一部のお客様はVIPです。
Q:子供連れでもよろしいでしょうか。
A:はい、赤ちゃんでも大丈夫です。ホームパーティーなども引き受けますから。
Q:日本人が好きな料理はなんでしょうか。
A:マッシュルームスープ、パスタ、コーヒーステーキは人気です。
Q:ご自慢の料理を教えてくださいませんか。
A:もちろん、看板料理のコーヒーステーキです。
Q:店のインテリアはとても素敵ですね。ここでウェディングをやりたい人はいますか。
A:そうですね、ここはプロポーズのパラダイスですよ。外のテラスでプロポーズするお客さんは結構多いです。我々もよく協力します。
美味しいお料理、素敵な雰囲気、一流のサービスが揃った9号花園。
ご家族を連れてワインでも飲みながら、ロマンチックなディナーをしてはいかがでしょうか。