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連載第47回(2018.11掲載)

紹介

喜馬拉雅藏族餐吧 【チベット料理】

場所:環市東路華僑新村和平路6号

電話:020-8349-2470

営業時間:11:00~00:00

 

 

この度、HP委員会は華僑新村にあるチベット料理店――「喜馬拉雅藏族餐吧」を取材してまいりました!開店して11年、常連客が数多く訪れているお店です。

1階席と2階席に分かれ、木製家具に配された鮮やかな座布団は、チベット風情濃厚な空間を醸し出しています。

まずは冷えているチベットビールをいただきます!味はさっぱりしていて美味しい!
さて、どんな料理があるのか、次を見てみましょう~

メニュー

  • 凉拌鹿角菜(ふのりのサラダ)

パクチーをふんだんに使った野菜サラダ。トゲトゲの野菜は不思議な食感。パクチーの味が強く、際立っている感じ。味付けは酸っぱくて食欲をそそる。

  • 薄荷人参果蔬菜卷(ペピーノ入りの春巻き)

厚めのクレープ風巻き。ミント、野菜、果物が入っているあっさりした味。デザートとしても最適。

  • 白牦牛骨清汤(ヤク骨のコンソメスープ)

ヤクの骨と大根でとったダシ。あっさりとしているが、コクはあり、パクチーも効いている。飲むと体がぽかぽかと温まる。

  • 羊三香(羊肉の煮込み)

とろける位に煮込んだ羊肉。タレがしみこんで、肉の甘さを引き立てる。
香辛料が効いていて少しスパイシーだが、ビールに合う味。

  • 牦牛肉焖锅(ヤク肉の煮込み)

トロトロになるほど煮込んだヤク肉。柔らかく食べやすく、タレが深くまでしみ込んでいる。
味は羊肉とほぼ同じだが、ヤクの色んな部位や栗なども入っていて、豊富な食感を味わえる。

  • 牦牛肉盖被(ヤク肉の炒め鍋)

ほくほくのジャガイモと甘い肉。スパイスが効いており食欲もそそる。
大麦粉で作ったトルティーヤをカレー味で炒めたものが美味。

  • 清炒什野菌(キノコの炒め)

たくさんの種類のキノコを香ばしく炒めた健康的な一品。塩コショウの味が効いていて美味しい。

  • 藏包(小籠包)

厚めの皮の中にジューシーな固めの肉。食べ応えあり。

  • 糌粑(ツァンパ)

見た目は固そうだが、思いの他柔らかく、ほんのり甘い味。
口の中の水分が取られる感じで、ミステリアスな食感。飲物が必要!

  • 酸奶糕/手工酸奶(ヨーグルトのプリン/自家製ヨーグルト)

ヨーグルトのプリン。日本のフルーチェの味に似ているが、もっと固くてしっかりしている。甘味と酸味のバランスも良い。
甘さを抑えた素材を生かしたヨーグルト。

  • 酥油茶(バター茶)

一見甘そうに見えるが、しょっぱさが口の中に広がる意外な味。甘味と塩味のハーモニー。
クルミも入っていてアクセントに。

インタビュー

開店当時から勤めているマネジャーの馬さんにインタビューさせていただきました。
(マネジャーさんが照れているようですので、今回はご本人の写真ではなく、代わりに楽器演奏の方の写真を掲載させていただきます。)

Q:お店のコンセプトを教えてくださいませんか。
A:うちはチベット人とチベット仏教徒が出資している店で、チベット文化を広げるのが目的です。チベットの建築スタイル、料理、音楽、仏教文化などをより多くの人に知ってもらいたいのです。

Q:なるほど。確かにお店に入ると、「ザ・チベット」という感覚が強烈です。8時からチベット楽器の演奏会もありますね。ちなみに、入口のところにぐるぐる回る銅製の円筒がありますが、それは何ですか。
A:チベット仏教の法器――マニ車です。一周を回すことはイコール経文を一万回読むことです。

マニ車

Q:なるほど!幸運をもたらすものだと思いました。失礼いたしました。客層はどんな感じですか。
A:友達同士の会食が多いです。冬になると、ビジネスの接待も多くなる気がします。

Q:ホクホクの料理は冬に相応しいですからね。チベット料理の特徴についてご紹介いただけますでしょうか。
A:チベット料理では、最も多用されている食材はヤクの肉です。ヨーロッパではヤクの肉が最良の牛肉だと言われています。また、全ての料理は天然の食材で作られていて、化学調味料などを使わないです。うちもその理念を貫いています。

Q:食材はどこで購入されていますか。
A:ほとんどの食材は空輸でチベットの各地区から取り寄せています。例えば、肉類(ヤク、羊など)、キノコ、野菜、スパイスなど。

Q:お店の人気料理は何ですか。
A:ヤク肉の炒め鍋はうちの看板メニューです。また、ラムチョップステーキ、豚肉の鉄板焼き、パンケーキなども人気です。

Q:ヤク肉の炒め鍋は美味しかったですね!カレー味…でしょうか?
A:ありがとうございます。チベット特有の香辛料が入っています。チベット語の名前ですが、中国語に訳したら、「叫不她」と言います。

Q:料理の味付けはチベットのままでしょうか。
A:いえ、本場の味は地元客の口に合わないと思いますので、改良したチベット料理を提供しています。

Q:確かに辛口の料理が多いようです。いただいた料理はピリ辛でちょうど良いかもしれません。シェフの出身はどこですか。
A:厨房のチームメンバーは広東省や広西省出身の人が多いです。

Q:チベット出身ではないですね。
A:ええ、改良のチベット料理を提供しますので、そこにこだわっておりません。チベットのシェフを招いて料理方法を教えたり、現地までに派遣して勉強してもらったり、業界同士で交流し合ったりしています。

Q:そうですか。馬さんもチベット出身ではないですか。
A:ええ、私も漢民族です。

Q:開店当初からここに勤めていると伺っておりますが、就職のきっかけを教えてくださいませんか。
A:実はオーナーは私の先輩で、彼と同じチベット仏教の上師に属しています。先輩は上師からアドバイスをもらって、チベット文化を広げるために、広州に来てレストランを開きました。私もついてきてサポートしております。

Q:そうなんですか。お店とともに歩んでいますね。
A:恐縮です。色々勉強させていただき、お世話になっております。一番ありがたいのはここで妻と出会ったことです。妻はチベット人なので、お店でチベットの結婚式をやらせていただきました。
Q:いいですね。お店との絆もより一層深まりましたね。

チベット文化をしみじみ感じる当店は、レストランというより、チベット文化の体験館と言ったほうが相応しいかと思います。チベットに興味のある方は是非行ってみてください。

[広州日本商工会][食人も広州にあり]