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連載第57回(2022.11掲載)

この度の取材では、久しぶりにエスニック料理店を訪れました。世界三大料理の一つと言われる、トルコ料理の名店です。異国情緒を楽しめる落ち着いた雰囲気があり、広州には珍しくトルコ製シーシャ(水タバコ)が体験できる店――Antalyaを紹介させていただきます。

紹介

Antalya安塔利亚土耳其餐厅 (猎德店)
場所:猎德大道二号西浦大街第12棟29A-30A
電話番号:(020)3809-8301(英語対応可)
営業時間: 11:30-翌日2:00

夕陽に向かって、広州市内最大のCBDタウン――珠江新城に到着しました。高層ビルが林立するCBDタウンのそばに、「猎人坊」という嶺南スタイルの観光・レジャーゾーンがあります。様々な料理店が猎德河沿いで分布しています。Antalyaは「猎人坊」の入り口すぐに位置しています。大きな外看板が設置され、店の存在感が一層強くなりました。

店の外には広州タワーが見えます。

 
一見普通の嶺南スタイルの一軒屋ですが、夜になり店内のトルコランプをつけたら、雰囲気がぱっと変わりました。


屋外には二つの喫煙席があります。そよ風が吹いている午後に、コーヒーを飲みながら、目の先の静かに流れている川を楽しめます。

  
店に入ると、外からの様子かわは分かりませんでしたが、店の内ではまるで洞窟の中にいるような作りになっています。色鮮やかなトルコならではの茶器がまず目に入ります。


出来上がった料理はここから出ます!


雰囲気のあるちょっと薄暗い部屋には心地よい間接照明が灯り、洞窟をくり抜いた棚にはエキゾチックな花瓶や食器が飾られています。壁はゴツゴツとした岩の手触りです。


思ったより広い空間があり、ほとんど2人席で、合計40人席があります。個室はありません。


二階まで続く階段から、雰囲気がユニークです。

   
床にはエレガントな絨毯が敷かれている二階です。祝日の夜には、トルコ風の舞踊の公演があります。


水タバコが体験できます。

メニュー

Fatush Salad レバノン風サラダ 黎巴嫩特色沙拉
素材の味を大切にしていて、中東のスパイスの香りがよく合う。普通の味。

falafel ファラフェル(ひよこ豆の揚げ団子)法拉菲
トルコ風コロッケ‼サクサクでほのかに甘い。歯ごたえが良く、ほのかにスパイスが効いている。ガーリックの香りがgood!

Pizola Lamb Chops ラムチョップ 手抓羊排
柔らかくて火の通りも良く、香辛料がツーンと効いていて、ソースもとても美味しい。羊肉の臭みもない。

Puff Bread ピタパン 空心面包
見た目が風船のようで、迫力満点‼ホカホカの空気が溢れてくる。小麦で香ばしく、ナンのような味わい。非常にモチモチの食感。

GALT 自家製ニンニクペースト
ニンニクの香りはそれほど強くなく、上品な味。ピタパンにつけて食べると良く合う。ビールにも合う。

 Hummus ひよこ豆ペースト
これは本場の味。好みは分かれるところである。ほのかに苦みがあって、クセになる味。ピタパンにつけて食べる。

Adana Lahmacun ラフマジュン(トルコピザ)
これは絶品‼薄いミンチピザ。羊肉の風味がとても強く、食べていくと味が口に広がる。

Mix Doner ドネルケバブ
薄く切って良く焼いた肉に味が良く染んでいる。食べやすい。

Lentin Soup レンズマメスープ
見た目によらず、あっさりとした味。トマトの風味がする。複雑な味、でも美味しい。

トルコのチャイ(紅茶)
ミントの風味が良く効いている。後口が良く、すっきりする。

Turkish Coffee トルコ珈琲
苦みが良く効いている。コクは全然ない。舌ざわりがざらざらし、どろどろしている。

<About Antalya>

トルコ人のオーナーさんへのインタビューが断られ、大変残念でしたが、店員との雑談から店に関する情報を少し手に入りました。

トルコの港都市の名前から店名を付けました。今年は開店の6年目を迎え、支店(小北店)が一つあります。水タバコが体験できるのは本店に限られています。シェフと一部の店員はトルコ人です。客層ですが、外国人が半分以上占められています。一般のトルコレストランとは違い、店内でも飲酒できるので、お酒のメニューがあります。

異国情緒を楽しめる落ち着いた雰囲気で、全体的に満足度の高い食事体験ができるAntalya、一度食べに行ってみませんか。

[広州日本商工会][食人も広州にあり]