連載第49回(2019.6掲載)
この度、広州で大人気のカフェーー「秘密旅行」を取材に行きました!
週末は長蛇の列が並んでいて1時間も待つほど人気があるそうです!
秘密旅行は現在4店舗があり、今回取材したのは東山口にある2号店「秘密旅行villa」です。
紹介
秘密旅行【カフェ・軽食】
場所:中山三路仁興街18号
電話番号:020-8382-2696
営業時間:11:30~22:30
大通りから路地に曲がり、少し進んで更に狭い路地の入り口前に車が止まりました。
車から降りた瞬間、雨上がりの澄み切った空気に触れて心地よかったのですが、
ここは静かすぎてどう見ても突き当りにお店があるとは思えません。
「間違っていない?」と疑いながら歩いてみたら…
確かにありませんでした。
えっ、もしかして、ハリーポッターの秘密の9と3/4番線のように、壁を突き抜ける?
それはないですよね。ナビを見たら隣の路地から進むのが正解だとわかりました。
うん、壁を突き抜ける必要はなくて良かったです(笑)。
少し遠回りしてしまいましたが、ナビがしかっり導いてくれたおかげで無事到着。
東山口でよく見かける三階建ての別荘です。
さあ~中に入りましょう…
ん?木馬?
そして、二階は…
えっ、鹿?
扉をくぐって異世界に入ったようです。
これはこれは…よし、料理が出る前に店内でちょっぴり探検しましょう~
ピンク色の壁とソファーはプリンセス気分。机の脚は車輪をかたどっており面白い。
クールな青からいきなりオレンジにチェンジ。強烈な色対比はインパクトがある。
素朴な白を基調とした落ち着く雰囲気。窓際に置いてある緑は可愛らしい。
ベランダにはテラス席もあります!
アンティーク風の家具や小物でデコレートされているお店はレトロ感満載です。
そして、各階は壁の色やデコレーションの変化でテイストの違う空間が演出されています。
さて、店内のちょっぴり探検はここで一段落にします。
お腹はもうペコペコです。料理をいただきましょう~
メニュー
- ツナポテト
皮つきの丸ごとポテトにツナマヨネーズソースがたっぷり。とろけそうな中身と甘いマヨネーズがマッチ。
シーチキンの甘さがよい。イモもホクホクで美味しい。
ポテトはビッグサイズでボリューム満点の一品。何人かでシェアするのがおすすめ。
- 鶏手羽先の照り焼き
日本人の大好きな手羽先。甘くて少しピリッとしたソースはまさに日本人好み。
味もよくしみている。濃い目の味付けでビールのお供に最高!!
- イカの姿焼き
特大のイカ!プリプリで歯ごたえあり、甘いソースがイカの旨味を引き立ている。
後味がピリッと辛く、ビールによく合う。おじさま方には安心できる一品!
- ソーセージ盛り合わせ
3種類のプリプリのソーセージ。ジューシーでそれぞれ異なる味わい。
黒コショウのソースがピリ辛で味を引き立ている。食欲をそそり、ビールに合う。
- ビーフステーキ
肉、にく、ニク!肉厚でジューシーなステーキ。柔らかくて食べやすい。
歯ごたえのある部分もあり、ボリュームたっぷり!
- ダック胸肉マッシュポテト添え
スモークした鴨をローストした一品。燻製の香りがとても良い。
カモの甘味が口の中に広がる。肉厚で柔らかく、クセのないカモ肉。
脂身の部分が味深く、食べやすい。
- クリームパスタ
大きなチキンが入った濃厚クリームパスタ。
甘みのあるクリームとマッシュルームの風味がパスタによく絡んでいて美味しい。
パスタが柔らかいのが残念。
- カレードリア
インド風味のカレーとチーズが絶妙で、ほんのりした辛さがくせになる。
とろけるチーズがあとを引く味。大人も子供も大好きなカレードリア!!
- 海鮮チャーハン
エビ、イカ、タコ、アサリなどが入っており、海鮮たっぷりのチャーハン。海の幸の香りが口の中に広がる。
海鮮のタレが効いていて、いくらでも食べられる。
- スフレ
ふわふわのスフレ。新雪のような柔らかい触感で、口の中に入れたらすぐに溶けてしまう。
甘すぎないさっぱりした味なのでおじさんにも行ける!おすすめの一品!!
- イチゴワッフル
生のイチゴにイチゴソース、さらにイチゴアイス!イチゴたっぷりの甘いワッフル。
イチゴジャムの酸っぱさ、イチゴアイスの甘さが交じり、ワッフルを更においしくしている。
アイスが意外と口をさっぱりさせてくれるので食後によい。
料理、美味しくいただきました!甘すぎずふわふわのスフレは今回の一押しです!オーナさんが美味しいスフレを作るために、広州、香港、台湾、さらに日本までに行っていろんな店のスフレを食べてからこの味を調えたと紹介されました。ふむふむ、道理で美味しかったわけですね。
店員さんの話によりますと、お客さんは女性や恋人同士が多いそうです。確かに、デザートが美味しいですし、内装がきれいでインスタ映えの写真もいっぱい撮れそうなので女性向けですね。子供が好きそうな料理もありますので、ご家族を連れて一緒にちょっぴり探検するのも楽しそうではないでしょうか。
また、ご紹介によりますと、スピードが速い都市の中に肩の力を抜いてゆったりとくつろいていただける場所を作りたいのがお店のコンセプトだそうです。ですからどの店舗も人通りの多いところではなく、あえて静かな住宅街を選びましたと。お店の内装がビクトリアン調やクリスマス風になっているのも、オーナさんが旅行していた時に出会った美しさをお客さんに伝えたくて店のデザインに織り込んだということです。「秘密旅行はこの街の裏庭のような存在です。ここにきてくれるお客さんにゆっくり休んでいただけたら」というのがオーナさんの思いです。
皆様も日々の緊張感から解放される秘密旅行を体験してみてはいかがでしょうか。