店員さんを呼びたい時、どのように声をかけたらいい?
皆さんは普段、飲食店で店員さんを呼びたい時、どのように声をかけていますか?大声で「服务员」と呼んでいますか?私が初めてこの呼び方を聞いた時、びっくりしました。なぜかというと、いくら雑音が満ちている空間といっても、公共の場でいきなり大声で見ず知らずの人を呼ぶというのは失礼な印象を与えるからです。日本人はマナー重視というイメージがすごく強烈ですのでなおさら驚きました。また、広州では、「服务员」という言葉をあまり使わない気がします。少なくとも、周りの友達と私自身は、そう呼ばないです。では、広東人は普段どのように店員さんを呼んでいるのでしょうか?人によって違いますが、よく聞く呼び方には以下があります。
(1)「靓女」(leng3 neoi5)
美人という意味です。広東地区では、知らない女性(大人)でしたら、年齢も容姿も関係なく基本的に「靓女」と呼んでいいです。飲食店の店員さんは女性が多いですから、広東語の「靓女」で声掛けする人は少なくないです。特におじさんたちが(笑)。相手が男性の場合は「靓仔」(leng3 zai2)と言います。
(2)「唔该」(m4 goi1)
「お手数をおかけします」、「ありがとう」という意味があり、いろんな場面でよく使う言葉です。使い方は日本語の「すみません」と似ています。日本では店員さんを呼びたい時は「すみません」ですが、広州ならこの「唔该」です。
(3)「你好」(ni2 hao3)
意味はご存知かと思いますが、「こんにちは」です。挨拶の言葉ですが、店員さんを呼びたい時も通用します。私はいつも手を挙げて、相手が気付いてこちらに来たら「你好」と言っています。前文で紹介した「靓女」は女性でないと使えない、「唔该」は広東語がわからないとダメという制限がありますが、「你好」はどんな相手でも使える無難な言葉です。
以上は広東人がよく使う店員さんの呼び方…だと思います。「服务员」のほかにも、いろいろありますよね。ご紹介した三つの言葉はどれもプラスの意味が含まれていますので、サービスしてくれる店員さんたちに、親しみを込めて声をかけてみませんか?