広州少年児童図書館
皆さん、こんにちは。
今回は児童図書をテーマとした広州少年児童図書館を紹介させていただきます。
今ご覧になる広い芝生の後ろにある1980年代風の建物は子供達に親しまれる広州少年児童図書館の館舎です。広州図書館の跡地で、広州図書館の新館が落成した後、2015年より正式に「広州少年児童図書館」に改名しました。
外から見るとやや古いですが、館内はいろいろ考えて、きちんとリフォームしたことが感じられました。至る所に子供の好きなキャラクターのイラストが見られます。普通の図書館とは異なり、ソファーや子供用の椅子など利用者が座りやすいものが設置されています。
一階ホールの両側には年齢層ごとに「絵本館」と「童趣館」、二つの大きな閲覧エリアを設けています。
「童趣館」は0〜3歳の幼児に向け、大型版の絵本や飛び出す絵本を提供していて、幼児の頃から読書に興味を持つように工夫されています。
「童趣館」には0〜6歳の児童を対象に、おもちゃと遊ぶ場所を無料で提供している「玩具館(おもちゃ館)」が設置されています。毎日館員によるテーマイベントが行われており、予約すれば参加できます。
小さな子供が上がっても安全なようリフォームされた、テーマ別に設置された読書エリアに到着しました。
科学技術、文学、外国語、歴史という四つのテーマで、本の種類が非常に豊富です。ちなみに、この図書館の絵本の蔵書数は広州図書館児童閲覧室の2倍以上です。
子供連れの親や近所の住民に対し、一階の「絵本館」の一角には普通の本や新聞紙などを提供している「市民館」が設置されています。
館内の休憩エリアには無料で利用できる水飲み器や携帯充電スタンドがあります。ここでは持ち込みの飲食が可能ですので、とても便利です。また、親子が一緒に入れる多機能トイレも館内に多く配置されていることは、市内の他の図書館より優れていた点であると思います。
障がい者のニーズを考え、正門のそばにある付属施設を「愛童館」を名付け、点字図書やオーディオ資料を提供しています。
また、この図書館は図書館カードを持つ利用者に読書を奨励する為、「ポイント制」を実施しています。本を借りたり返却したり、館内のイベントに参加することでポイントがもらえます。貯めたポイントは文房具に交換できるので、子供にも人気です。
【データ】
場所:広州市越秀区中山四路42號
アクセス方法:地下鉄1号線「農講所駅」C口より徒歩5分
利用時間:9:00~17:00(火~金)、9:00~18:00(土日)
閉館日:月曜日(祝日無休) ※図書の返却が可能
ホームページ:http://www.gzst.org.cn/gzst/portal/index.html(中国語)
WeChat公式アカウント:gzst1996
事務連絡所
2023年9月