第19回　創作中華「琥珀－AMBER－」（＊閉店いたしました。）

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連載第１９回　（2011.11掲載）

創作中華「琥珀－AMBER－」

　ADD：広州市越秀区建設三馬路28号天倫花園C座首層自編05単元
TEL：020-8305-6545
営業時間：11：30～14：30、17：30～21：30

お店と料理の紹介

建設三馬路にひっそりとたたずむ創作中華“琥珀（ＡＭＢＥＲ）”。白を基調とした明るい雰囲気の外観に、洋食屋を思わせる内装、店員さんのサービスも行き届いており、中華料理の店とは思えないステキなレストランでした。
メニューはどこでも良く見かけるようなお馴染みのものがほとんどですが、シェフの工夫によってひと味もふた味も違う逸品に変身しています。


「爽口陈皮石榴（グァバ塩もみ）」グァバのさっぱりした甘みを陳皮が引きたてている。	「清新薄荷拌青红(ミント、ミニトマトときゅうりの涼菜)」たれに入ったわさびがワンポイントに。ミントが効いていて爽やかな一品。

「巧口冻菠菜(ホウレンソウの唐ガラシ漬け)」結構辛い。お酒のお供に、また、白ご飯にかけても良い。	「大蒜白酒烫蛤蜊（アサリの白酒酒蒸し）」白酒の味が効いているが日本を思わせる味。

「养生炖汤木瓜炖瘦肉汁（パパイヤと豚肉のスープ）」あっさり味のスープ。パパイヤの甘みはあまり感じない。（スープの内容は週変わりとなってます。）	鱼湯瑤柱浸节瓜（貝柱と瓜の煮物）白側魚のスープが良いだしを出して、スープを吸った瓜もおいしい。妊婦さんにも良い。 (料理長談)

「盐酥九肚鱼（白身魚のフリッター）」口に入れるととろける謎の白身魚にしっかり味の衣がマッチ。衣のサクサク感も良い。	「黄豆酱炒豆角（インゲンの味噌炒め）」甘めの味噌がアクセント。日本食にでも出てきそうな味。

「琥珀皮冻口水鸡（唐辛子汁の蒸し鶏）」これまた結構辛い。鶏と鶏の間に挟まってるにこごりと一緒に食べると辛さが半減。	琥珀皇燒海鲜豆腐（豆腐の黄金汁がけ）料理長おすすめの品。黄金油（人参でとったスープと鶏油）を使って海鮮の味が効いた高級感のある一品。

上海油爆茄子(なすの炒め物) 甘さ控えめの甘辛ソースで炒めたなす。ぜひ白ご飯のお供に。	「牛油炒鲜带子（貝とネギ、しょうがのバター炒め）」貝のこりこり感がよく、中華では珍しいバター味。

牛油果仁炒滑蛋（バターをつかった卵焼き）バターの風味のオムレツにトッピングの松の実の食感が良い。	「鲜淮山云耳炒鲜核桃（きくらげ、くるみと山芋の炒め物）」料理長おすすめ品。日本では珍しい炒めた山芋のサクサク感が良い。きくらげは脳に、山芋は胃に良い。（料理長談）

红枣杞子炒青芦笋（ナツメとアスパラの炒め物）料理長おおすすめの品。あっさり味でアスパラの甘みが引き立つ。	「紫薯金瓜球（紫いものスイートポテトとかぼちゃのスイートかぼちゃ？）」甘さ控えめでどちらも素材の味を味わえる。

料理長インタービュー

今回は、料理長の莫さんにお話しを伺いました。
料理長の莫さんは広東省肇慶出身で、今までガーデンホテルなどで中華料理を10年ほど経験した方です。

	店名の由来は？
	上海出身のオーナーが“長く続くお店になるように”という願いを込めて付けました。
	なぜ、上海ではなく広州に出店をきめたのですか？
	オーナーの奥さんが広東人のためです。広州では小さいながらたくさんのレストランを作っていこうと思っています。すでに姉妹店もあります。
	中華料理屋とは思えないほど洒落た内装ですが？
	基本的な内装は以前のお店のものをそのまま使っております。色調はオーナーの意見で白い明るい内装になりました。
	このお店はいつごろ開店したのですか？
	約1年半前ほどです。
	食べた感想ですが、このお店は何料理ですか？
	広東料理ですが、今までの枠にとらわれない新しいStyleの広東料理を目指しています。
	新しい広東料理を目指しているとの事ですが、誰がメニューを考えているのですか？
	12人の全料理人で意見を出し合って決めています。
	メニューを決める上で気にしている事は何ですか？
	特に気にしている点は、簡単な材料を使って体に良いものと作っています。（今回の料理だと鱼湯瑤柱浸节瓜や鲜淮山云耳炒鲜核桃。）また、高級食材を使わずに、おいしいもの作るよう心がけています。（今回料理だと琥珀皇燒海鲜豆腐。）仕入れたものはその日の内に使い切るようにしております。その為、遅く来店された場合提供できない料理もあります。
	営業時間は何時からですか？
	17：30～21：30です。来店時は予約をしたほうがよいでしょう。（ちなみに、この日もテーブルは埋まっていました。）
	どんなお客さんが多いですか？
	ＯＬやサラリーマンといった若い方が多いです。また、外国人の方もいらっしゃいます。