おうちごはん

簡単に作れる「中華風きゅうりの和え物」とその応用


今年の夏も暑いですね。冷たい生野菜を食べても身体の冷えを気にする必要もない季節、今日は中国語でいうと「凉拌菜」であるきゅうりの和え物を作ってみます。手早くやれば五分で出来るお手軽おかずです。ビールのつまみにももってこい。また、この和え物に使う調味料でその他の食材の和え物を作ったり、さらに「老干妈(ラオガンマ)」などの辛味調味料を加えて味のバリエーションを楽しみましょう。

【用意するもの】

きゅうり(中国でよく見る大きいもの)一本
ごま油 小さじ2~大さじ1
塩 小さじ1/3
砂糖 小さじ1(お好みで。加えるとコクが出ます
黒酢 ごま油と同量(酸味もそれぞれなので自分で加減)
にんにく ひとかけ

 

【作り方】

和え物のタレを作ります

にんにくひとかけをみじん切りにします。ボールに入れて、ごま油と塩、黒酢(陈醋)、それからお好みで砂糖を入れ混ぜます。今回は大きいきゅうり一本に小さじ1/3くらいの塩をいれました。まず、塩辛さを決め、その後黒酢の酸味によって砂糖の量は加減しましょう。

きゅうりの皮をむき、包丁でたたく

菜切り包丁をまな板と平行にして思いっきりたたくときゅうりが割れ(つぶれ)ます。切り口が不規則になることで味が滲みやすくなりますので、是非包丁でたたくのにチャレンジしてみてください。きれいに割れると楽しいです。

きゅうりをタレの入ったボールに移して混ぜる

ボールを左手でもち、お玉やしゃもじなど混ぜやすいものを右手に持ってフライパン返しの要領でボールの中身を少しずつまわしながら混ぜると早いです。このときにお好みで刻んだ香菜を加えても。

できあがり

 

【バリエーションについて】

○辛味調味料を加える

国民的辛味調味料「老干妈(ラオガンマ)」はかつて日本でも流行した食べるラー油のルーツと言われています。牛肉や、トウチー(豆豉)が入っているバージョンもありますが、お勧めは一番シンプルな「油辣椒」。

そのほか、もうすこし四川風の山椒を利かせた辛味調味料がいい場合はこちら「天车香辣酱」がお勧め。その他、色々な調味料がスーパーで入手できるので試してみてはいかがでしょうか。

○具材を変える

きゅうりのほか、きくらげ、ぶなしめじなどのキノコ類、カリフラワー(いずれも茹でて火を通します)なども同じタレで和えると美味しいです。レストランで食べる春菊サラダもこのタレに砂糖を多めに入れたものでかなり近い味になります。カリフラワーは茹でても食感がしゃっきりしていてお勧め。蒸しナスの場合はお酢を入れずに和えるほうが美味しいです。お好きな食材でご自分の好みを追求してみてください。

 

事務連絡所 小出真規子

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