連載第15回 (2010.11掲載)
DATA
日本料理「和作」
住所:天河区天潤路445号101舗
電話:137-1934-5397
営業:11:30-14:00、17:30-22:30
今回は広州で9年半日本料理店を営んでいる“日本料理 和作”へ行ってきました。
日本料理 和作は今年6月、今まで慣れ親しんできた林和西横路から天潤路へ引越しをしました。
新しい店内は木目を生かした和風な感じで、明るい雰囲気のお店になっています。新店舗になってからは徐々に中国人のお客さんも増え、今では6割が中国人のお客さんだそうです。そんな中国人の方にも親しまれる日本料理店にしていきたいとのことでした。
ご主人の太田さんが料理を始めたきっかけは、太田さんのお父さんが神奈川県でラーメン店をやっていたこと。そこでラーメンを覚え独立し、その後はラーメンだけではなく、釣り好きの太田さんが自ら釣ってきたお魚も提供するお食事処のご主人をしていました。
広州への出店は奥さまが広州出身である事、子供たちに中国に触れて中国語を学んでもらいたい、そして自分自身も新しいことに挑戦したいとの事で、“10年間で成果を出す”を目標にして出店を決めたそうです。
店の名前の“和作”は広州にいる日本人同士の『和』を作れるような場所(店)になれるよう、そして15字という画数を考慮して決めたそうです。 (有名店は15画が多いそうです。)
今では皆さんに支えられて店名の通り『和』を作れるお店へとなってきました。
そんな人と人の和を作れる和作では、和作主催のゴルフコンペ“和作杯”を不定期ではありますが開催していてもう24回を数えるそうです。
ゴルフに興味があり、まだ和作杯に出場されてない方は一度お店に連絡してみてもいいかもしれません。
お通し 豚ミノ、シメジとひじきの煮付け、 ちくわのわさび漬詰めの3品盛り。 わさび漬けがなんとも懐かしく、3品ともほっとする味。 |
お刺身 マグロの漬け、イカ、サーモンの 3種盛り とろけるようなサーモンと マグロの漬けが最高。 |
ほうれん草サラダ カリカリベーコンと粉チーズとのマッチングがいい。 女性にも好かれる一品。 |
えびシュウマイ ご主人一押し!私たちも一押し! えびを荒めにすり身にしてシュウマイにしたもの。 えびの甘さがよく出ていてタレなしで頂ける一品。 |
マナガツオの西京漬け 広州で手に入れた味噌にご主人の秘伝の味を加えた 独自のタレに脂ののったマナガツオを漬けた一品。 白ご飯が欲しくなる。 |
メンチカツチーズ入り ジューシーなお肉ととろ~りチーズがたまらない。 |
鯛めしと鯛のお吸い物 鯛めしは土鍋で炊いたもの。土鍋の蓋を取った時の食欲をそそる香りがたまらない。 鯛のお吸い物は鯛の骨と頭から取ったダシがよく出ていて上品な味。 |
コースは100元、150元、200元があり、料理も食事中心や飲み中心といった用途に合わせて選べるので、ご主人と相談して多様なコース設定が可能です。
また、コースメニューの中には通常メニューにはない特別料理が何品かあります。これは、ご主人が普通のメニューにない料理を出した時のお客さんの喜ぶ顔を見るのが楽しみで出しているそうです。
この特別料理は、コースメニュー以外として注文する事もできますが、その場合、前日までに連絡いただきたいとの事でした。
通常メニューの中でのお勧めは釣り好きのご主人らしく刺身とお寿司。
他には、“元気くん“と茶碗蒸しだそうです。元気くんはマグロのぶつにとろろと納豆を掛けた一品。茶碗蒸しは、かつお節と和作秘伝の品でダシを取って作った一品でランチにもついてくるそうです。
また、和作ではお店の裏に有るパン工房で作っている自家製パンの販売もしています。
パンは全部で19種類。時には季節限定パンもあるそうです。
お勧めは4,5月の季節限定“芋あんぱん”で、海南島から取り寄せたサツマイモを使った特製サツマイモあんの入ったあんぱんです。ぜひTRYしてみてください。
購入は注文のみになりますので、購入方法やメニュー、季節限定パンについてはお店にご確認ください。
新たな発見のある日本料理 和作でした。皆さんも沢山の特別料理と出会って、自分一押しの料理を発見してみてはいかがでしょうか?
ごちそうさまでした。