広州動物園
皆さん、こんにちは。今回ご紹介させていただきたい観光スポットは、家族連れで訪れるのにぴったりする広州動物園です。
広州市の都心に位置しているこの国営動物園ですが、入園料は思ったより安く、たった20元で楽しい一日を過ごすことができます。
地下鉄5号線の動物園駅を降り、改札口（B、C）から地上に出てからすぐ南門広場に到着します。
この動物園の入園ゲートは北門と南門二つあります。
北門から入りますと、猛獣エリアと霊長類飼育エリア（チンパンジーの森）がまず見られます。今回は鳥類エリアからスタートのルートを決めて、南門から入園しました。
入り口の左側の湖に、まず目に入ったのは貴婦人のようなフラミンゴです。
並木道を通り過ぎて、小さなバラ園が見えてきます。
5月はちょうどバラが咲いている季節なので、お花見もお薦めです。
色鮮やかな南国の鳥はいつ見てもフォトジェニックですが、檻の金網が太い上に観覧通路から距離が有り、絞り開放で撮っても檻が目立ってしまいます。ちょっと残念です。望遠鏡を持って見る方が良いでしょう。
象、虎、猿、熊など動物園と言えばお馴染みの動物はもちろん、パンダやヤマイヌなどの希少動物も居ます。
たった一匹のパンダですが、元気にのんびり暮らしています。
キリンの餌やり体験プログラムもあります。二人1回20元で体験できます。
広州少年児童図書館の分館も園内に設置されています。静かで動物や植物に関する絵本の数も少なくないで、一息入れることができる場所です。
園内に設けられた小さな遊園地・子供たちの歓声に溢れている
中国で一番歴史の長い動物園の一つとして、広州動物園は北京動物園と上海動物園と合わせて中国の三大（国営）動物園と称されています。64年の歳月を経った今でも、常に市民に驚喜をもたらします。
最後に2件のエピソードをご紹介いたします。
【episode 1】広東語の分かるカバ 日中友好のシンボル
園内の人気動物と言えば、あの日本から引っ越してきたカバを紹介しなければなりません。
2003年、日中平和友好条約締結25周年及び福岡・広州姉妹（友好）都市締結25周年を迎えたのを機に、福岡市動物園に生まれた3歳未満のカバ（カンタ・オス）が日中友誼の使者として広州動物園にやってきました。
カンタ
高齢出産で栄養が行き届かなかったようで産まれたカンタの後ろ足が若干弱いと懸念されましたが、現在は体重1.5トンに育ちました。来園してからすぐ広州動物園生まれの清清（シンシン）と結婚し、園内のおしどり夫婦になり、15匹の子供を出産しました。飼育員の広東語指令も完全に理解できます。
リンゴ・ニンジンを食べるカンタとシンシン
【episode2】人間のヘアスタイルを持つライオン
13歳のホワイトライオン阿杭（アハ・オス）は最近、前髪が垂れて面白く見えるようになりました。この人間のようなヘアスタイルはきっと誰かに切られたという噂がインターネット上で拡散しました。
「笑うな」
それに対し、動物園の関係者は、「湿度の高い天気の影響で、阿杭の前髪が整えて揃っているように見えるのであり、絶対天然だ」とコメントしました。
「俺の威風堂々の様子を思い出して」
【データ】
◇広州市越秀区先烈中路120号
◇アクセス方法：地下鉄5号線動物園駅（南門）、地下鉄6号線黄花崗駅A口から徒歩6分（北門）
◇営業時間：8：00～18：00（17：00入園停止）
◇チケット：全額20元、半額10元 （6歳未満の子供は無料）
◇参考所要時間：3～4時間
◇車椅子・ベビーカー無料貸出サービスあり
◇HP：https://www.gzzoo.com/default.aspx （中国語・英語）
◇飼育員無料解説（中国語のみ）スケジュール：https://www.gzzoo.com/service.aspx
◇Wechat公式アカウント（電子チケットの購入もできます）:
事務連絡所
2022年5月
