2024年4月現在法人会員:598社、個人会員:34名、賛助会員:67社 合計:699社・名

過新年、行花街

  • HOME »
  • 過新年、行花街


btm08
広州の春節には、「花」が欠かせない。
中国では旧正月の春節は「年」とも言われることから、この時期の花は「年花」という。春節が近づくと、どこに行っても、この年花がよく飾られる。農暦の 28日、29日と大晦日の日には、人々は花街(花市)に行き、好きな花を買ったり、市で並べられた花を観賞したりする。広東語で「行花街」といわれるこの 習慣は、地元の人々が年間行事の中で一番楽しみにしているものでもある。広州人は、家族や友達と皆で「行花街」しないと、何か物足りない春節になりそうな 気がするのだ。

昔から旧正月は寒いので、南方以外の地方では花どころか緑さえ少なく寂しい時期。しかし、南国である広州は温暖な気候に恵まれ、旧正月前後でもいろんな 種類の花がある。別名「花城」ともいわれ、1年中花が咲くこの町には、花を栽培農家が多く、人々も花が大好き。特に春節がやってくると、町全体がまさに花 の城に変貌する。

この時期、人々は会社、店、家など、いろいろなところできれいな花を飾る。1年間がんばった自分へのご褒美として、花で今年の最後を華やかに飾りたいと思 うからだ。好きな花を見ると、疲れた心が癒され、心身ともにリフレッシュして、さあ、また来年もがんばろうという気持ちにさせてくれる。この習慣は広州人 の間で代々伝わっているものだ。
花街(花市)でよく見かける伝統的な年花は桃の花。広東語では「桃」と「図」は同音で、大きな抱負が実現する「大展鴻図」の意をかけている。ちなみに、 「桃花運」とは、異性運があるということ。このほかに、金桔(小蜜柑)と大麗花(大吉大利の意)、剣蘭と銀柳(歩歩高:地位や収入がますます高くなる)、 水仙花(純潔、いい香り)など、それぞれの花に縁起をかけている。
商売が盛んな町だから、花の名前も意味を持たせた花言葉も商売と関連するものが多い。例えば、黄金果、猪籠草(たくさんのお金が入る意味の「猪籠入水」という広東語にちなみ人気が高い)、サボテン(厄運払い)・・・などなど。

私も広州の花街が大好きだ。毎年必ず「行花街」してお花を買ってきて家を飾る。花街をぶらぶらしながら、花売り人の呼び声に囲まれ、人々の笑顔と数えきれないほどカラフルな花、花、花を見ると、何だか新年もいいことがありそうな気がする。
すでに帰任した日本の友人が花市について、こんな言葉を寄せてくれた。
「花好きな私を驚嘆させたのは、広州の「花市」だ。目的が同じ人たちの黒い瞳の中に、明るい電灯の光と美しい花の姿が映りこむ。わくわくする気分が人か ら人へに伝染していく。十分吟味された一鉢を手にして帰るときの、得意満面な顔。今も花市の季節になると無性に広州に行きたくなる。それこそが、私にとっ ては幸せな素敵な思い出だからに違いない」

皆様もこの南国ならではのイベントをお見逃しなく!

btm01 btm02 btm03 btm04 btm05 btm06
btm07 btm08 btm09 btm10 btm11 btm12 btm13 btm14 btm15 btm16 btm17 btm18

※当サイトに掲載しております「この街の楽しみ方」につきましては、
会員様よりご投稿いただき、当商工会で予め内容を確認し、掲載しております。
しかしながら当商工会では掲載されている内容につきまして、責任を負いかねますことをご了承願います。

[ 広州日本商工会 ][戻る]

お気軽にお問い合わせください TEL 020-8384‐9971・3897-1029 月~金 9:00~12:00・13:00~17:00

パスワード確認
広州人物図鑑

広州人物図鑑

おうちごはん

おうちごはん

食人も広州にあり

食人も広州にあり

この街の楽しみ方

この街の楽しみ方

広州初心者マニュアル

広州初心者マニュアル

PAGETOP
Copyright © 広州日本商工会事務連絡所 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.